医院日誌

4月の勉強会「痛風」

朝方に足の親指が急に激しく痛みだし、真っ赤に腫れ上った!こんな症状があれば「痛風」が考えられます。血中には尿酸というタンパク質の老廃物が誰にもあり、基準値を越えてしまうと血液からはみ出し足の親指の関節などに溜まったりします。すると周りの組織を刺激して激しい炎症を起こすのです。中年期以後の筋肉質の男性に多く認められます。そのような症状があれば血液検査をして尿酸値を測定します。また尿酸値が基準値でも過去に高値の時があるとその頃尿酸の結晶が沈着していて、あとで暴れだし痛風の症状が出ることもあります。尿酸値が高い方は

尿酸値を下げる薬を毎日服薬しましょう。症状が落ち着くと服薬をやめてしまう方が見受けられますが、ほっとくと将来腎不全などに発展してしまうこともあります。必ず医師に血液検査など定期的にして頂き、服薬指導を受けましょう。また生活ではお酒の飲み過ぎに気を付け、野菜を含めてバランスの良い食事をとりましょう。夏場は汗をかきすぎると脱水となり、尿酸値が上がりやすいのでスポーツ飲料のような電解質を含む飲料水をマメに飲みましょう。

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