粉瘤、アテロームについて
はせべ院長
上記の症状でお悩みの方から
よくいただくご質問にお答えします。
 
はせべ医院 院長

私の父の背中には直径2センチ程の腫瘍があり、時々、白く臭いのする柔らかい物が排出されることがあるのですが大丈夫ですか?

そのような場合、いちばん考えられるのが粉瘤と呼ばれる良性の腫れ物です。首の後ろや背中などに多く認められます。これは表皮や毛包の一部の細胞が真皮内へ埋入することにより、皮下に角質物質(つまり垢)がたまり、感染をおこします。症状は赤く腫れあがったり痛くなったりします。臭いがするのが不快な方や、腫れや痛みが気になる方は局所麻酔による手術をおすすめします。

腫れ物にはどのような注意をしたらよいでしょうか?

腫れ物にはいろいろな種類がありますが、痛みを伴ったり、急に大きくなってきた場合は要注意です。いずれにしろ、腫れ物は早く、身近な医師の診療を受けることをおすすめします。心配も取り越し苦労であったり、早く発見できれば大事に至らなくてすみますからね。 たとえば、ほくろは、極めてまれに悪性腫瘍である事もあるようです。ほくろの形が左右非対称であったり、色調がまだら模様であったり、周囲の皮膚との境界がはっきりしない場合は要注意です。心配であれば皮膚科の先生に診て頂きましょう。足の裏のほくろなどは、予防的な意味で局所麻酔により切除することもあります。