私は、群馬大学付属病院、済生会前橋病院を中心に、手や肘の手術を多数経験しました。
手指の関節に痛みがある患者さんの中には、リウマチではないかと信じ込み、悲観されている方が多いように思います。
実は加齢による変化だったり、単純な腱鞘炎(けんしょうえん)だったりすることがよくあるんです。ですから自己診断せず、整形外科専門医を受診することをおすすめします。
腱鞘炎(けんしょうえん)の手術は局所麻酔で日帰り手術が行えます。

手の痛みケガ
治療に関してよくいただくご質問です。
カテゴリー別にご質問と回答を掲載しています。
医院について
交通事故のけが
手の痛み
私は、群馬大学付属病院、済生会前橋病院を中心に、手や肘の手術を多数経験しました。
手指の関節に痛みがある患者さんの中には、リウマチではないかと信じ込み、悲観されている方が多いように思います。
実は加齢による変化だったり、単純な腱鞘炎(けんしょうえん)だったりすることがよくあるんです。ですから自己診断せず、整形外科専門医を受診することをおすすめします。
腱鞘炎(けんしょうえん)の手術は局所麻酔で日帰り手術が行えます。
整形外科は、四肢(手足)及び脊椎(せぼね)を治療する診療科で、内臓を除く首から足までの病気やケガを扱います。
腰痛、肩こり、関節痛、骨折、捻挫、打撲、外傷(キズ、やけど)などの治療を行います。
また、機能回復のためのリハビリテーションも整形外科の重要な役割の1つです。
行っておりますのでご安心ください。
平成10年に開業した当時高崎市はおろか群馬県内でも整形外科の日曜診療を行なっているところは皆無でした。
それまで日曜日に怪我をされたり痛みが出た患者さんは月曜日まで我慢していなければなりませんでしたが、当院の努力により地域の方々の悩みはなくなりました。
今後も皆様の健康増進のために一生懸命日曜診療を中心とした医療に取り組んでいきたいと思います。
運転中、ドライバーは後ろからの車の接近に気づかないので、首の筋肉はリラックスしています。そこに、突然後ろから大きな力が働くことで、首が勢いよく後ろにのけぞります。さらに、この反動によって、重い頭を振り子として前に曲ります。
その結果、首の骨(頚椎)および筋、靭帯、椎間板、神経などの軟らかい部分が痛んでいることが考えられます。首からは肩および腕、手、胸、背中、後頭部へ伸びる神経が出ていますが、これらの神経に障害が出ると、それぞれの部位にしびれや痛み、力が入らないなどの症状が認められます。
また、交感神経などが痛むと、頭痛やめまい、耳鳴り、吐き気、眼痛などの自覚症状を訴えることも多く認められます。さらに、脊髄に影響が及べば足のしびれや排尿・排便障害なども認められます。
追突事故に限らず首のケガをした場合、このような症状が出たら気をつけてください。
首に強い痛みがあり、手足のマヒなどを訴える重症な場合は、むやみに動かさず安静にし、すぐ医療機関に相談しましょう。また、比較的軽症であっても必ず医師の診察を早期に受けましょう。
首のレントゲンをとることで骨折や脱臼はもちろん、首の骨の配列の乱れなどを確認することが出来ます。
健康な方の場合、首の骨の側面像は前方に緩やかなカーブを描きますが、追突の衝撃により、骨の並び方がまっすぐになったり、後ろヘカーブしていることがよく認められます。また、今まで知らなかった年齢による変化(図2)が確認でき、今後気をつけなければならない姿勢や行動のとり方もわかります。
軽症であればまずは、安静療法を行います。初期治療が正しければ、殆どの症例は短期間に治ります。ケガをした初期では、とにかく首の安静が大切ですが、痛みやこりに対しては痛み止めの薬や筋肉のこりをほぐす薬などで対応します。痛みが強く首が動かない場合は、頚椎カラーで固定します。ただし、いたずらに長く使い続けると首周囲の筋肉がやせ、かえって痛みがとれなくなる可能性があるため注意が必要です。
急性期では、牽引はしない方がよいでしょう。慢性期では、消炎鎮痛処置や症状に応じた牽引、ブロック注射等を行います。手足のマヒが強い重症例に関しては、まず入院・安静の必要があり、MRI検査にて神経損傷など確認し、手術などの適応となることもあります。
いずれにせよ、首のケガは初期治療が大切で、素人考えで誤った処置がなされると一生後悔することもあります。一刻も早く医師の診察を受けましょう。
ちょっとした指関節の痛みでも軽く考えず、整形外科専門医に痛みの原因を調べてもらい、適切な治療を施す事が大切です。
まず、最初にレントゲン撮影をして、受傷部位に骨折や脱臼などがないかをしっかりと確認します。
その上で適切な処置をしないと、痛みが一生残ったり、関節が曲がらなくなってしまうこともあるんです。
肩こりで悩んでる人も早めに治療を受けて下さい。
はい、これは「ばね指」と呼ばれる腱鞘炎(けんしょうえん)の症状です。指には、腱というヒモがあり、それによって指の曲げ伸ばしをすることができるのです。しかし、腱とその通り道である腱鞘との間で炎症をおこすと腱の通りが悪くなり指のつけ根に痛みをおこしたりひっかかるような現象(弾撥(だんぱつ)現象)がおこるのです。原因としては、仕事での指の使いすぎによる機械的刺激が主ですが、リウマチなどの炎症性疾患による場合も少なくありません。
また、大人のみならず乳幼児の親指にも時々認められ「強直母指」と呼ばれています。生後に意外と気づかれず、1・2歳になって親がようやく気づくことが多く、あわてて赤ちゃんを外来に連れてこられる方もいらっしゃいます。
まず、指の使い過ぎに気をつけ、痛み止めの入った塗り薬をつけたり、副木を当て安静を図ったりします。痛みが頑固に続いたり、ひっかかる感じが強い場合は、ひとりで我慢せず早めに整形外科専門医に相談しましょう。短時間で終わる局所麻酔の手術が有効です。
痛みが長く続く場合が多いでしょうし、指の関節が2次的に固くなり永続的に機能障害をおこす場合も少なくありません。
「ドケルバン病」と呼ばれる腱鞘炎で、手首の甲の親指寄りの部位に強い圧痛があり、手首を小指側に曲げると同部位に強い痛みを生じる症状があります。これも親指を伸ばそうとする腱とその通り道である腱鞘との間の炎症です。これも「ばね指」と同じような治療をします。原因の多くは、パソコンのキーボード操作などによる指の使いすぎや、女性の場合、妊娠時、産後、更年期などホルモン分泌に関係するといわれております。女性は男性に比べ7倍から10倍も発生率が高く、産後赤ちゃんの抱きかかえなどの動作が多くなると発症しやすいようですね。「ママの職業病」とも言われています。
手のしびれには、多くの原因が考えられます。脳や脊髄などの中枢神経の異常が原因のものと末梢神経の異常が原因のものとに分けられますが、手のひら側で、かつ母指から薬指(正確には薬指の中指側半分)にかけての特徴的なしびれがある場合は「手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)」と呼ばれる病気である可能性があります。これは正中神経と呼ばれる手首の真中を通る神経が靭帯(じんたい)の下で圧迫されることで発症します。夜間などに強い痛みで起こされることも多いようです。