医院日誌

「ランニングニー(10月の勉強会)」

猛暑も和らぎ身体を動かしやすい季節となりつつあります。市民ランナーの皆さんは秋のマラソン大会に向けて走り込みをされていると思います。過度に練習をして膝の外側が痛くなることが多く認められます。これは「ランニングニー」と言ってフルマラソンのように数多くの回数、膝を屈伸しすぎると膝の外側の骨の出っ張りに靭帯が擦れ、強い炎症を起こしたものです。一度起こすとなかなかすぐには痛みは取れません。ランナーは痛みがあっても走りたい欲求に駆られて、また無理をされるきらいがあるので再発することが多いように思えます。ランニングニーになったらまずしっかり練習を休んで頂き、太ももの外側の靭帯(腸經靭帯)を伸ばすストレッチ運動を行いましょう。場合によってはステロイド注射なども有効です。整形外科の先生の指導を仰ぎましょう。

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