大谷選手の右肘の怪我が話題になってます。投手は投げる際、肘の内側の靭帯が引き伸ばされるストレスに過度に繰り返しさらされると、靭帯を痛めてしまうことがあります。大谷選手は大リーグの強打者を相手にして、160キロもの豪速球や横への大きく曲がるスライダーの多投することにより、以前移植した靭帯を再度痛めてしまったのです。移植されていた靭帯は左手関節から採取したもので、血管ごと移植したものではなく血行が充分でないので本来のものより壊れ安いのです。大谷選手の場合、元の凄い投球をするには再手術をするか、或いは投手を続けることを諦め手術はせずに打者のみで行くか、2つの選択肢が考えられどちらも悩ましいところです。小学生のうちから投手を続け、肘の痛みがあるのに無理して投げ続けると肘の軟骨を痛めずっと好きな野球を諦めなくてはいけない「野球肘」もよくあるスポーツ傷害です。将来、大谷選手のようになりたいと夢のある野球少年のためにもご家族や指導者の方々も、大谷選手の今回の怪我の行方を見守り、これからも応援して頂き、野球肘を他人事なように考えず、身近な野球好きな子供達を注意深く指導されてください。野球で肘を痛がるお子さんは是非、整形外科を受診しましょう。
手の痛みケガ